積雪寒冷地の冬期の歩行空間においては、積雪による歩道幅員の減少、雪氷路面での歩行障害など、雪国特有の問題を抱えています。これまで様々な対策が講じられ、冬期歩行空間環境は向上していますが、冬も夏と同じ様な感覚で生活するライフスタイルや雪に慣れていない観光客の増加など、取り巻く社会環境の変化により、雪氷に起因する障害などは、相変わらず冬期のバリアとして存在しています。
札幌市では、冬の歩行者転倒事故がスパイクタイヤ禁止以降に急増し、社会問題化している現状にあります。特に、高齢者の転倒は大ケガにつながるケースの多いことが報告されており、今後の急速な高齢化社会の進展を前に、冬期歩行者転倒事故対策は、札幌市のみならず雪国共通の大きな課題と言えます。
雪道での歩行者転倒事故を防止するためには、道路の対策のみに留まらず、靴や服装、
体育、健康、医療、福祉など様々な分野の英知を結集し、多方面から検討を進める必要が
あり、安全に歩けるような路面管理はもちろんのこと、歩行者自らが転倒予防の意識を高め注意していくことが、冬期歩行者転倒防止対策に欠かせない視点であると考えます。
ウインターライフ推進協議会は、札幌市を拠点に、積雪寒冷地における冬を安全・安心・快適に過ごすとともに、冬を楽しむための環境づくりを通じて地域社会へ貢献することを目的とし、民間企業や地域団体、教育機関、行政機関など、多様な主体が参画し連携を図りながら、さまざまな活動を継続的に実施していきます。
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